固定IPアドレスを設定しているのにipconfigを叩くと別のIPアドレスが表示される場合の原因

Windows

自宅でも社内でも同じなのですが、IPアドレスを固定にして1台ずつ設定をしているとします。

ローカル内で設定するプライベートアドレスをといえば

  • 10.0.0.0~10.255.255.255
  • 172.16.0.0~172.32.255.255
  • 192.168.0.0~192.168.255.255

がほとんど使われています。

こういったIPアドレス運用でたまに発生してしまう現象です。

IPアドレスを 10.0.1.101 と設定している端末があるとします。
ある日、PCを起動するとインターネットに繋がらない・ファイルサーバに繋がらないといった現象が起きました。

こういった時はネットワークの障害が考えられるので最初に確認するべきは、対象端末のLANケーブルがちゃんと差し込まれているかですね。
端末の使用者がちょっと本体を動かしたつもりでもLANケーブルが抜けてしまったりなんかはたまーにありますので先に確認しておきましょう。
次に確認するのはネットワークの設定です。
※セグメント全体で同じような減少がおこったらルーター等を先に疑うべきでしょう。

ネットワークのプロパティから
【インターネット プロトコル バージョン4(TCP/IPv4)のプロパティ】
を確認してみます。

決まりどおりの設定になっていますね。
でもネットワークに繋がらない。。。

この時点でルーターなどの確認にいってしまうと迷宮に入り込んでしまいます。
最小限の手順で解決させていくためにも先にするのは本当にパソコンのIPアドレスの設定が間違っていないかの確認です。

ネットワークのアダプタ設定から見た場合、そもそも間違っていないと思っているから設定ミスに気がつきにくかったりしますので、オススメはコマンドプロンプトでも確認することです。

コマンドプロンプトを立ち上げて ipconfig と打ち込みます。

設定しているはずの 10.0.1.101 ではなく

169.254.xxx.xxx

となっていますね。
サブネットマスクも 255.255.255.0 ではなく 255.255.0.0 になっています。

この原因は・・・

原因

IPアドレスが他の端末と競合している。

パソコンかもしれませんしサーバーやプリンタ、ネットワーク機器かもしれません。
固定IPとDHCPとを混在させている場合に切り分けができていないとDHCPで割り振られた他の端末と競合してしまっているかも知れません。

XPなんかは『他にも同じIPアドレスが使われているものが存在するよ』みたいなメッセージを表示してくれていたと思うんですが、今のWindowsはAPIPA(Automatic Private IP Addressing、エーピーアイピーエー)という機能が働いて別のネットワーク構成を設定してくれる仕組みになっています。

簡単に言うとDHCPみたいな機能をWindows側がやってくれるのです。
競合していると別のネットワーク設定に内部的に変更してくれます。何も言わずに

ネットワーク構成が強制的に変わることで既存のネットワーク内に繋がらなくなるため、サーバとIPアドレスが競合してしまってサーバの機能を止めてしまい社内業務を停止させるなんてことは起きないようになるのでいいことです。
元はといえば競合してしまう設定をした管理の悪さが起因だと分かってはいますが

でも何も言わないって・・・


競合していることが分かれば他の端末を使ってpingで対象IPアドレスを叩けば該当する端末が存在することも確認できます。
確認できればあとは探し出すか、他のIPアドレスに振り直すだけです。

ただし、ファイヤーウォールのエコー要求を無効にしていればpingコマンドで叩いても応答がありませんので他のIPアドレスに振りな直そうにもカオスに陥ります。
※エコー要求を許可するかは企業のセキュリティポリシーにもよるので簡単に許可できるものでもありませんしね。

何事も管理が大事です。