ownCloudを使って自分だけのオンラインストレージを実現する

ownCloud

GoogleDriveやOneDrive、Dropboxのようなオンラインストレージを簡単に構築できるWEBアプリケーションがあります

ownCloudhttp://owncloud.org/

GoogleDriveやOneDrive、Dropboxは無料の容量が少なくて容量を増やすためには費用が発生しますが、WEBサーバーを運用していてHDDの容量に余裕がある場合は『ownCloud』を導入することで資源の有効活用ができます

既にWEBサーバーとして構築していればセットアップは非常に簡単です
ApacheやnginxなどのWEBサーバーとPHP、MySQL(なくてもいい)さえ揃っていればいいんです

早速構築の方法です
※サーバー要件は満たしているものとします


【下準備】

1.スクリプトのダウンロード

『ownCloud』のスクリプトをサーバーへダウンロードします

2.解凍

『ownclod』というフォルダ内に解凍されます
そのままのフォルダ名で利用すると脆弱性を狙われる可能性もあります。長期運用を考えるとデフォルトのフォルダ名は変更しておきましょう

今回は『owcl』と変更したと仮定します

3.スクリプトをWEBフォルダへ移動

4.フォルダに権限を付与

5.Cloud内に保存されるデータファイルのフォルダを作成

セキュリティも考慮して、外部からhttpアクセスされない場所に格納しましょう

6.フォルダに権限を付与

これで『ownclod』を利用する準備はできました。
MySQLは使わずにSQLiteを使用する場合にはこれで十分です


【MySQLの準備】

7.owncloud用のデータベースを作成

8.owncloud用のユーザーを作成

※ユーザー名:ownuser パスワード:hoge

これでMySQLを使った運用の準備もできました


【セットアップ】

9.『ownclod』画面へアクセス

http://サイトドメイン/owcl/
『ownclod』画面へアクセス
.htaccessのアラートが出ていますが今は気にしないで次の手順へ進みます

10.ユーザーアカウントを作成

『ownCloud』用ユーザーアカウントを作成

11.格納されるデータの保存場所を指定

デフォルト値としてowncloudのスクリプトが保存されているフォルダ内にdataフォルダを作成しようとします
『ownCloud』に格納されるデータの保存場所を指定001

この場所だと外部からのhttpアクセスが可能になってしまうので先の手順で作った【/usr/local/data】へ変更しましょう
『ownCloud』に格納されるデータの保存場所を指定002
※ディレクトリのパーミッションの設定がおかしいとエラーがでます。頑張って!

12.データベースの選択

『ownCloud』用のデータベースの選択
SQLiteも利用できます。個人的に使うだけならばSQLiteでも構わないと思います
使ってみて便利だなと分かれば使い方も大きく変わってくるのでMySQLで設定してみましょう
【MySQL/MariaDB】をクリック

13.データベースの情報を入力

『ownCloud』用のデータベースの情報を入力用の

14.セットアップ完了

『ownCloud』のセットアップ完了
無事にセットアップが完了してログインすると見慣れた感じのネットワークドライブ画面になります
使い方はGoogleDriveやOneDriveなどど変わりません。


モバイル用(iOS、Android)のアプリケーションは有料ですが、WindowsやMac、Linux用のデスクトップアプリは無料で使えますので母艦のデータを自前のネットワークストレージに保管したい場合は完全に無料で使用できます

ファイルをWEB上にアップロードするのには変わりありませんので、セキュリティも気にかけたいところです
『ownCloud』はSSL接続を推奨しています。今は安価でSSL証明書を導入できますので、この機会にSSL証明書を自前のサーバーに導入するのもいいかもしれません

SSL証明書に関する参考ページ:Googleが検索結果の評価にSSL(https)を優遇するということなのでSSL導入について考えてみる

また、WEBサーバーさえ立てれば運用が可能なので社内でファイル共有するためのネットワークストレージとしても活用できます
外部にデータがでないので他のサービスを利用するよりも安心ですし、管理も簡単にできます